コレクション: 夏を彩る信楽焼の蚊遣器
夏の暮らしに、ほっと癒しを与えてくれる蚊遣器(蚊取り線香ホルダー)。くるくると立ちのぼる煙とともに、ふわりと広がる香りに包まれれば、どこか懐かしい気持ちがよみがえります。そんな季節の風物詩を、信楽焼の老舗窯元・明山窯(めいざんがま)が、現代の暮らしにもなじむデザインで仕上げました。風情と実用を兼ね備えた、2種類の蚊遣器をご紹介します。
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🌿職人技が光る、スタイリッシュな「麻の葉」
「麻の葉」は、その名の通り麻の葉模様をあしらったフタ付きの蚊遣器。落ち着いた黒の陶肌に幾何学模様が映え、和洋どちらの空間にもマッチします。
麻の葉模様は、日本の伝統的な文様のひとつで、古くから親しまれてきました。麻の葉がまっすぐにすくすくと育つ様子から、「健やかな成長」や「魔除け」の意味を持ち、赤ちゃんの産着や寺院の装飾などにも使われてきた縁起の良い柄です。
そんな歴史ある文様が、現代の暮らしにすっと馴染むデザインで表現されているのが、この「麻の葉」です。
蚊取り線香の香りがふんわり立ちのぼる時間が、まるで一服のお茶を楽しむような、心静かなひとときに変わります。
重厚感あるデザインは、玄関先やテラスにもしっくりと馴染み、夏のインテリアとしても優秀です。
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🌊信楽焼ならではの、やさしいブルー「biwako」
「biwako」は、その名の通り、琵琶湖のさざ波を思わせる水色の釉薬が特徴的な、信楽焼の蚊遣器です。
信楽焼の土の素朴な風合いと、涼しげなブルーのグラデーションが美しく調和し、見た目にも涼を感じさせてくれます。焼き物ならではの質感が、夏のインテリアに自然に溶け込み、日常をほんの少し特別に彩ってくれるはず。
ベランダや玄関先、縁側などに置くだけで、どこか懐かしく心地よい時間が流れ始めます。
夏の風物詩として、視覚でも季節を楽しめるデザインです。