シナテル トートに使われている高島帆布について

【高島帆布のトートヴィンテージM】柔らかい雰囲気のウォッシュ加工

 

シナテル トートに使われている
高島帆布ってどんな生地?

オクルストアのオリジナルブランド「shinateru-シナテル -」のトートバッグで使用している高島帆布は、
洗練された風合いをもつ「先染め帆布」と柔らかい印象でコーディネイトによく馴染む「バイオウィッシュ」の2種類があり、
他にはない特別な帆布を使用しています。

そしてそれらの帆布は滋賀県高島市で織られています。
今回はその高島帆布の魅力を余すことなく伝えていきたいと思います。
 

 

滋賀の自然が高島帆布をしなやかで丈夫にする?
琵琶湖と帆布の表裏一体の関係

 

風光明媚な湖西地域は雨が多いことでも有名

オクルストアの地元でもある滋賀県。
その中でも琵琶湖の北西に位置する滋賀県高島市は綿の織物の産地として約200年もの歴史を持ちます。

高島市のある湖西地域は琵琶湖の恵みによる水源が豊富なことはもちろん、
「高島しぐれ」と呼ばれる晩秋に降る雨に名前が付くなど、高島市は雨や雪が多い地域としても知られています。

そしてこの湿潤な気候こそが高島市が織物の産地として発展した大きな要因を占めています。


綿花の栽培に適していた気候であったことはもちろん、
湿度の高い独特の気候こそが原材料である綿を海外に頼るようになった現代でも高島市の繊維産業の発展を促した大きなポイントだったのです。

それは織物に必要な撚糸、織りには湿気がとても重要だからです。
適度な湿度は繊維を丈夫にし、糸を撚り合わせたり、織ったりするときに摩擦で切れることを防いでくれます。

高島帆布の特徴でもある「丈夫さ」はこの湿度のおかげといえます。
まさに滋賀の自然が織物を丈夫に育てていると言っても過言ではありません。

 

トラックの幌からトートバッグの素材まで
高島帆布が多方面から支持される理由は?

 


【高島帆布のトートクラシックS 】 洗練された印象が特徴

高島市では現在約30社の機屋(はたや)が生地を織っています。
そのうち10数社が「高島ちぢみ」などのアパレルに使われる生地を織っており、

20
数社が工業用品、産業資材としての生地を織っているそうです。
さらにその中の約5社が高島帆布を織っており、その高島帆布は産業資材の一つとして発展した歴史をもっています。

鉄道貨物のシート、トラックの幌、建築資材防水・防音カバー、タイヤの基布など
我々の生活を支えてくれている様々な工業製品の一部として帆布が使われてきました。

産業資材として使用するためにはJIS規格という国が定めた厳格な基準のを守りながら製造される必要がありました。

 1997年にJIS規格【JIS-3102[綿帆布]】が廃止になった今でも高島帆布はこの規格に準じて作られており、
確かな品質をもった帆布として高い評価を受けています。

 

また近年ではアパレル商材としても使われようになった高島帆布。
柔軟な発想で様々な帆布が登場していますが、高い品質が守られているのはJIS規格を守り抜いた産地の真摯な姿勢があってこそです。

  

 

特別な加工で高島帆布の魅力を底上げした 
「shinateru-シナテル -」の帆布トート

オクルストア では高島帆布の魅力をさらに引き上げるために特別な加工を施してトートバッグにしています。より長持ちし、コーディネイトにも合わせやすい加工の数々を紹介いたします。

 

 ほどよいくすみ感がコーディネイトによくなじむバイオウィッシュ加工
【高島帆布のトート
ヴィンテージシリーズ】 


くすんだようなマットな仕上がりはお気に入りのファッションにもよく馴染みます

綿織物は厚手、薄手にかかわらず水にぬれると縮む特性があります。高島帆布のトートクラシックで使用している生地は防縮加工の後に強撥水加工を施しています。

 

 奥行きのある風合いと洗練された印象の先染め帆布
高島帆布のトート クラシックシリーズ
先染めとは生地になる前の糸の段階で染色してから織物や編物の生地に仕立てることで、後染めにはない立体感と洗練された印象を与えてくれます。シナテル のトートでは4パターンの先染め帆布があり、糸が織りなす独特の色合いが美しいのが特徴です。

 防縮加工後の強撥水加工 
【高島帆布のトート
クラシックシリーズ】 


たて糸、横糸それぞれ違う色の糸で織る先染め帆布に雨粒がコロコロ転がる強撥水加工を施しています

綿織物は厚手、薄手にかかわらず水にぬれると縮む特性があります。
高島帆布のトートクラシックで使用している生地は防縮加工の後に強撥水加工を施しています。
この強撥水は滋賀県東近江市の繊維加工のスペシャリストである企業の協力を得て実現しています。

 

 

表地の裏にビニールの膜を張った防水加工 
【高島帆布のトートクラシック
/ヴィンテージ】

表地の裏に薄いビニールの膜を張ることで内部への浸水をカットしています。
またこの加工によってバッグにハリが出て耐久性も上がっています。
例え表地が濡れてしまっても中まで水が侵入することはありません。

ここでは各商品の魅力を語りつくせないので続きは商品ページへどうぞ